画面上部のメニューバーで[ファイアウォール]を選択します。
このセクションでは、 Endian Firewall を通過するIPトラフィックを処理するためのルールを設定します。画面左側のサブメニューの中に以下のリンクが表示されます。
各サブセクションについて解説します。
画面上部のメニューバーで[ファイアウォール]を選択し、画面左のサブメニューから[ポート転送/NAT]を選択します。
Changed in version 2.3.
宛先NATは、信頼されていない外部ネットワークからのアクセスを制御したり、特定のポートを別のアドレスにマッピングしたりする際に利用します。どのインターフェイスのどのポートを、どのホストのどのポートに転送するかを定義します。
[ルールの作成]ボタンをクリックしてルールを作成します。一覧内の右側にあるアイコンをクリックすることで、 いつでもルールの有効化/無効化、編集、削除が行えます(各アイコンの説明は一覧の下部を参照してください)。
ルールを編集した後、[適用]ボタンをクリックして設定を適用することを忘れないでください。
Warning
[変換先]の「タイプ」で「IP」、「OpenVPNユーザー」、「負荷分散」のいずれかを選択した場合は、 ポートは1対1でマップされるのではなく、ラウンドロビンでバランシングされることに注意してください。 そのため、ポート137:139を宛先ポート137:139にマップすると、これらのポートがランダムに使用されることになります。 このような場合は、[ポート/範囲]を空にしてください。
Note
[ネットワークマッピング]変換では、特定のネットワークアドレス全体が別のネットワークアドレスにマッピングされます。これは、すべての子会社で同一の内部ネットワークアドレスを使用しているような場合に便利です。このようなケースでは、各ネットワークをマッピングネットワークを使って相互に接続することができます。例えば次のようになります。
元のネットワーク 1: 192.168.0.0/24
マッピングされたネットワーク 1: 192.168.1.0/24
元のネットワーク 2: 192.168.0.0/24
マッピングされたネットワーク 2: 192.168.1.1/24
このセクションでは、ソースNATを適用する送信トラフィックを定義できます。ソースNATは、 Endian Firewall 背後にあって外部IPアドレスを持っているサーバーが、 ファイアウォールのREDインターフェイスのIPアドレスを使用せずに外部に接続する場合に使用できます。ソースNATルールの追加は、ポート転送ルールの追加と似ています。以下のオプションが利用できます。
New in version 2.3.
場合によっては明示的に[NAT無効]を指定したいことがあります。たとえば、外部IPアドレスが設定されたサーバーがDMZに設置してあり、外向き接続の送信元をRED IPアドレスにしたくない場合などです。
[保存]ボタンをクリックするとルールが保存されます。
DMZ内に設置されたSMTPサーバー(IPアドレスは、アップリンクの追加IPアドレス 123.123.123.123 と仮定します)でのソースNATの設定は以下のようになります。
ORANGE IPアドレスを指定します。NATが有効になっていること、また送信元IPアドレス 123.123.123.123 としてソースNATが有効になっていることを 確認します。
New in version 2.3.
このモジュールでは、 Endian Firewall を通してルーティングされたトラフィックをリダイレクトすることができます。これは、複数の外部IPアドレスがあり、そのうちのいくつかのアドレスをNATを使用せずにDMZで使用したい場合に便利です。
[ルールの作成]ボタンをクリックしてルールを作成します。一覧内の右側にあるアイコンをクリックすることで、 いつでもルールの有効化/無効化、編集、削除が行えます(各アイコンの説明は一覧の下部を参照してください)。
ルールを編集した後、[適用]ボタンをクリックして設定を適用することを忘れないでください。
画面上部のメニューバーで[ファイアウォール]を選択し、画面左のサブメニューから[送信トラフィック]を選択します。 Endian Firewall に事前に設定されている送信トラフィック(インターネットアクセス)のためのルールのセットが表示されます。これは、GREENゾーンからの一般的なサービス (HTTP、HTTPS、FTP、SMTP、POP、IMAP、POP3s、IMAPs、DNS、ping) へのアクセスで使用される送信トラフィック用のルールです。デフォルトでは、ここに定義された以外のサービスはすべてブロックされます。
また、BLUEゾーン(ワイアレスLAN)からのHTTP、HTTPS、DNSおよびpingが許可されています。ORANGEゾーン(DMZ)からはDNSとpingのみが許可されています。
デフォルトでは他のトラフィックはすべて禁止されています。
一覧内の右側にあるアイコンをクリックすることで、ルールの有効化/無効化、編集、削除が行えます(各アイコンの説明は一覧の下部を参照してください)。独自のルールを追加するには、上部にある[新規ファイアウォールルールの追加]ボタンをクリックします。ルールの順番はとても重要です。最初のルールでパケットの許可/拒否が判断されると、それ以降のルールでマッチするかどうかは関係なくなります。一覧内の各行にある矢印のアイコンを使って、ルールの順序を入れ替えることができます。
ルールは以下のパラメータによって定義されます。
ルールを編集した後、[適用]ボタンをクリックして設定を適用することを忘れないでください。
ページの下部には、設定内容に応じて Endian Firewall が自動的に設定したルールが表示されます。[送信ファイアウォールを有効にする]スイッチを切り替えると、送信ファイアウォール全体の有効/無効を切り替えることができます。無効にすると、すべての送信トラフィックが許可されます(推奨されません)。
画面上部のメニューバーで[ファイアウォール]を選択し、画面左のサブメニューから[ゾーン間トラフィック]を選択します。
このセクションでは、REDゾーンを除く各ネットワークゾーン間でどのようにトラフィックを流すかを判断するためのルールを設定できます。 Endian Firewall には事前に設定された1つの簡単なルールセットがあります。GREENゾーンから他のゾーン(ORANGEとBLUE)へのトラフィックは許可され、各ゾーン内のトラフィックも許可されます。
デフォルトでは他のトラフィックはすべて禁止されています。
送信トラフィックファイアウォールと同様、一覧内の右側にあるアイコンをクリックすることで、ルールの有効化/無効化、編集、削除が行えます。独自のルールを追加するには、上部にある[新規ゾーン間ファイアウォールルールの追加]ボタンをクリックします。ファイアウォールルールの詳細については、前述の送信トラフィックのセクションを参照してください。
[ゾーン間ファイアウォールを有効にする]スイッチを切り替えると、ゾーン間ファイアウォール全体の有効/無効を切り替えることができます。無効にすると、REDゾーンを除くすべてのゾーン間トラフィックが許可されます(推奨されません)。
画面上部のメニューバーで[ファイアウォール]を選択し、画面左のサブメニューから[VPNトラフィック]を選択します。
VPNトラフィックファイアウォールには、VPNによって接続してくるホストに適用されるファイアウォールルールを追加することができます。
VPNトラフィックファイアウォールは通常無効になっているため、VPNホストとGREENゾーンのホストは自由に通信でき、VPNホストは他のゾーンにアクセスすることができます。VPNホストは送信トラフィックファイアウォールやゾーン間トラフィックファイアウォールの設定が適用されないことに注意してください。VPNホストへのアクセス、またはVPNホストからのアクセスを制限したい場合には、VPNトラフィックファイアウォールを使用する必要があります。
このルールの設定は送信トラフィックファイアウォールと同一です。ファイアウォールルールの設定については送信トラフィックファイアウォールのセクションを参照してください。
画面上部のメニューバーで[ファイアウォール]を選択し、画面左のサブメニューから[システムアクセス]を選択します。
このセクションでは、 Endian Firewall 本体へのアクセスを許可/拒否するルールを設定します。
ここには事前に設定されたルールがありますが、これらは変更できません。これらはファイアウォールの正常な動作に必要なもので、ファイアウォールが提供するサービスに必要なために自動的に作成されたルールです。これらのルールを表示するには、[システムサービスのルールを表示]の横にある[>>]ボタンをクリックします。
独自のルールを追加するには、[新規システムアクセスルールの追加]リンクをクリックします。各ルールには以下のパラメータがあります。
[追加]ボタンをクリックしてルールを作成します。一覧内の右側にあるアイコンをクリックすることで、 いつでもルートの有効化/無効化、編集、削除が行えます(各アイコンの説明は一覧の下部を参照してください)。
ルールを編集した後、リストの上にある[適用]ボタンをクリックして設定を適用することを忘れないでください。
このページではすべてのファイアウォールモジュールのリストが表示されます。理解しやすくするため、各モジュールはダイアグラムとして図示されています。
ダイアグラムをクリックすると拡大表示されます。